総人口6,000万人を超える米国の約30州が暴風雪の影響を受けている。 NBCニュースは、米国時間1月5日午後時点で、ケンタッキー州、バージニア州、ウェストバージニア州、カンザス州、アーカンソー州、ミズーリ州、ニュージャージー州の7州が非常事態を宣言したと報じた。

気象予報士らは、この悪天候は北極の周囲を循環する寒気によって引き起こされたと述べている。

写真: ミズーリ州ハイウェイパトロール

写真: ミズーリ州ハイウェイパトロール

ミズーリ州カンザスシティにある国立気象局（NWS）は、緊急の必要がない限り路上に出ないようにと勧告している。 「人々は目的地にたどり着くことさえできないかもしれません。家にいて、暖かくして、安全に過ごしてください」とNWSは呼びかけました。

NWSの速報によれば、この嵐は記録的な降雪をもたらし、南部で氷点下の気象をもたらす可能性があるという。西から東へ移動する気圧配置により、米国中部諸州に異常気象がもたらされた。嵐の間、州内の約8万世帯が停電した。

航空追跡サイト「FlightAware」によると、米国発着の航空便約1,500便が欠航となり、最も多かったのはカンザスシティとセントルイス・ランバート国際空港だった。さらに、25,000便の遅延により、渋滞と混乱が生じました。大雪のため一部の列車も運行を中止した。

ワシントンDCでは、1月5日の夜、緊急時以外のほとんどの作業員に自宅待機が要請された。この嵐は、最も被害の大きい州で最大15インチ（38センチメートル）の積雪を予想している。

米国の首都で吹雪が続く中、マイク・ジョンソン下院議長は、ドナルド・トランプ次期米大統領の勝利を確認するため、議会は予定通り１月６日に会合を開くと述べた。