留学生の88%が影響を受けている

英国政府から5月23日に発表された最新情報によると、2024年1月からは、研究修士課程および博士課程で学ぶ留学生のみが扶養家族を英国に連れてくることが許可されるという。テレグラフによると、この措置により、大学院生（ベトナム人を含む）の88％が親戚を連れてくる機会を失う可能性があるという。

英国内務省によると、この決定は移民の数を大幅に減らし、学生ビザを悪用して英国に不法滞在し就職するのを防ぐのに役立つだろう。

5月23日付のテレグラフ紙の記事で、英国のリシ・スナック首相は、留学生が研修プログラムを修了する前に就労ビザに切り替えることも政府が禁止すると述べた。スナック氏によると、英国は、大学が教育ではなく移民の権利を「売る」という状況を終わらせるために、大学の質を評価するシステムの構築や、悪質な留学会社を規制することを検討しているという。

しかし、スナク氏は、上記の措置は反移民を目的としたものではなく、2030年までに60万人の留学生を英国に誘致するという目標には影響しないと断言した。

駐ベトナム英国大使の数字によれば、現在英国で学んでいるベトナム人留学生は約1万2000人で、ベトナムは英国の国際教育戦略における優先5カ国のうちの1つである。

ベトナム人留学生はあまり心配していないのでしょうか？

英国在住のベトナム人博士課程の学生は、タンニエン新聞記者に対し、英国政府の今回の決定はベトナム人留学生コミュニティにそれほど大きな影響は与えないだろうと語った。その理由は、修士課程を勉強しているベトナム人の大半が永住することを目的としていないからだ。

「多くのベトナム人が英国留学を選択するのは、修士課程が米国やオーストラリアなどの国では2年間であるのに対し、1年間で済むからです。実際の留学期間は7～8ヶ月で、その後ベトナムに戻って卒業論文を書くことができます。これは多くの費用と時間を節約することになります」と、この人物は分析した。

この博士課程の学生によると、留学生は修士課程修了後に2年間の就労ビザが付与されるため、同伴する親族も最長3年間英国に滞在できるとのこと。 まれに、扶養家族が安定した仕事を見つけた場合、その扶養家族が学生をスポンサーすることもできます。

「個人的には、ベトナム人の友人が親戚と一緒に修士課程を勉強しているのを見たことはありません。しかし、一部の国からの留学生にはよくあることです。インドとパキスタンは、家族と一緒にイギリスに来る学生が多い国です」と、ベトナム人学生は付け加えた。