セミは、浙江省、河北省、河南省、山東省などの中国の一部の地域では人気の珍味です。浙江省では、ある売り手が、ピーク時には1トンのセミを売り、1万元（約3500万ベトナムドン）以上を稼いだと語った。

お客さんに一番人気のメニューは「金蝉の幼虫の揚げ物」です。この加工方法によりセミは肉のような味になる、と多くの人が信じています。成虫のセミを頭と羽を取り除いて加工したものを好んで食べる地域もあります。

「子供の頃は、セミに食べられると本当に夏が来たというサインだった」とある人は語った。

セミの殻にはタンパク質、カルシウム、その他の栄養素が豊富に含まれています。この昆虫には薬効があり、特に咳の治療に効果があると多くの人が信じています。

しかし、中国の保健当局は、セミにはアレルギーを引き起こしやすい異種タンパク質が大量に含まれていると述べ、敏感な人はセミを食べないように勧めている。

杭州市衛生委員会は2023年、アレルギー、腎臓病、痛風、肝臓病の人はセミを食べないように、また普通の人は1日5～8匹以上セミを食べないように勧告した。

「バクテリアや微生物を除去するため、セミの頭、羽、脚は揚げる前に取り除かなければなりません。新鮮なものだけを食べるべきです」と浙江省紹興市中央病院の神経科医、方海涛氏は述べた。

初夏の夜には、セミの幼虫が脱皮のために地面から川岸や木の近くの草むらに這い出てくるので、捕まえやすいです。

独世址報によると、セミ狩りをする人々はランプを持ち、2メートル以上もある竹竿を使って木からセミを落とし、飛んでいる成虫を粘着剤を使って捕まえることが多いという。

成虫のセミは数週間しか生きられません。

「セミを適度に捕まえることは、植物の成長に有益です」と浙江大学昆虫学研究所の元所長である陳雪新氏は大湾ニュースに説明した。

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