ジョー・バイデン米大統領は、週末に政府機関が部分的に閉鎖されるリスクを回避するため、短期支出法案に署名した。 （出典：ロイター）

暫定支出法案は、議会に年間予算案の完成と可決のための時間を与えるため、期限をそれぞれ3月1日と3月8日ではなく、一部の連邦機関には3月8日まで、別の省庁には3月22日まで資金を提供する。

これに先立ち、この暫定予算案は2月29日に米国下院と上院で可決されている。

バイデン氏は議会での最近の採決を「アメリカ国民にとって良いニュース」と呼んだが、これは長期的な解決策ではなく、あくまで短期的な解決策に過ぎないことを強調した。

これはここ数カ月で４度目の一時延長であり、多くの議員はこれが今年度最後の延長になると予想している。マイク・ジョンソン下院議長は、交渉担当者らが連邦政府機関向けの6つの年間支出法案を完成し、「他の法案についても最終合意に近づいている」と述べた。

来週、米下院と上院は6つの支出法案を一括して可決し、3月8日までに大統領に送付する予定だ。

議員らはその後、3月22日の新たな期限までに政府の残りの部分に資金を供給するよう取り組むことになる。

この手続きの最後に、議会は10月1日に始まる会計年度に1兆6000億ドル以上の支出を承認すると予想されている。この額は前会計年度とほぼ同額で、昨年ケビン・マッカーシー元下院議長がホワイトハウスと交渉した額である。