6月22日のテレグラフ紙のインタビューで、EUのEU離脱交渉責任者で元フランス外相のミシェル・バルニエ氏は、エマニュエル・マクロン大統領がフランスをEU離脱（またはFrexit）のシナリオへと押し進めていると語った。

「私の国では、移民、安全保障、国家の権威、そして国の最貧地域の尊重と発展に関するこの警告が聞き入れられなかったことを残念に思います」と彼は述べた。

バルニエ氏は、もし各国がブレグジットから教訓を学ばなければ、次々とEUから離脱する可能性があると以前に警告していたと述べた。しかし、マクロン大統領は彼の警告に耳を傾けなかったと彼は述べた。

同氏は、マクロン大統領が議会を解散し早期選挙を実施する決定をすれば、フランスが同盟から離脱する可能性があると強調した。政治家のバルニエ氏は、マクロン氏が次の選挙で極右政党「国民戦線」を破るという希望は非常に危険だと述べた。

「もし彼の自由主義連合が再び敗北すれば、彼はいわゆる共存協定の下、他党から首相を任命せざるを得なくなり、今後数年間、国内問題に関してほとんど権限を持たないことになるだろう」とバルニエ氏は述べた。

同氏は「ルペン氏の当選や極右勢力が新たな多数派を獲得するなど、フランスで何が起きるかを非常に注意深く見守る必要がある」と語った。