タス通信によると、イラン外務省報道官エスマイル・バガエイ氏は12月23日、イランとロシアは協定の調印日の設定に向けて作業を進めており、1月に予定されている両国首脳の訪問の際に調印される見込みだと明らかにした。

イランの報道機関はまた、ロシアの代表団が月曜日にテヘランでイランのマスード・ペゼシキアン大統領と会談し、両国が包括的戦略パートナーシップ協定の調印に向けて準備を進めていると報じた。

メディアの報道によると、ロシア代表団はペゼシキアン大統領を2025年初頭にロシアを訪問するよう招待した。イラン外務省報道官エスマイル・バガエイ氏はこれに先立ち、この協定は1月の二国間訪問の際に調印される予定だと述べていた。

バガエイ氏は、テヘランとモスクワは2025年1月中旬に協定に署名する可能性があると述べた。「近い将来、二国間会談で締結される。神のご加護があれば、協定はデイ（イラン暦の10番目の月、12月21日から1月19日まで）の終わりに署名されるだろう」と、バガエイ氏はSNNチャンネルで生中継された記者会見で述べた。

ロシアとイラン間の包括的戦略パートナーシップ協定は、防衛協力、貿易、エネルギー、地域問題などの分野を対象とするものと予想される。モスクワとテヘランはウクライナ危機以来、より緊密な関係を築いてきた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も12月4日、イランのマソウド・ペゼシキアン大統領のロシア訪問の際に、テヘランとの新たな基本合意が締結されることを期待していると述べた。

しかし、クレムリン報道官ドミトリー・ペスコフ氏によれば、訪問の具体的な日程はまだ決まっていないという。しかし、ペスコフ氏は、モスクワとテヘランは包括的戦略パートナーシップ協定の調印を延期する意図はないと断言した。

ゴック・アン（TASS、ロイター、SNNによる）