米国連邦航空局（FAA）の情報によると、上記の飛行機の衝突は、米国ジョージア州アトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港で9月10日午前10時頃に発生した。

写真：マット・アビオンアディクト/X

221人の乗客を乗せたデルタ航空のエアバスA350が滑走路にタキシング中、その翼がルイジアナ州ラファイエット行きの出発を待つ56人を乗せたエンデバー航空のCRJ-900（デルタ航空の子会社）の尾翼に接触した。

スカイニュースによると、この事故で両方の飛行機が損傷したという。現場の映像によると、CRJ-900の尾翼は裂けて折れ、エアバスA350の翼は損傷した。

ジェイソン・アダムス氏によると、飛行機に乗っていた乗客は金属がぶつかる音と大きな衝撃音を「耳をつんざくような音」と表現したという。この事件では火災は発生しなかった。

デルタ航空は声明で、乗客や乗員に負傷者はいなかったことを確認した。しかし、乗客は別の代替機で搭乗するまで待たざるを得なかった。

デルタ航空の声明によると、「アトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港での事件を受けて、デルタ航空は東京/羽田行きDL295便とラファイエット行きDL5526便の各乗客と協力し、9月10日午後に出発予定の代替機で対応した」という。

ＦＡＡと米国国家運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）は、上記事故の原因を明らかにするために調査を行うと発表した。