窓のない「窓側席」を販売したとして航空会社2社が訴訟される

アメリカの大手航空会社２社、ユナイテッド航空とデルタ航空は、窓のない窓側席を販売したとして集団訴訟に直面している。

8月19日火曜日、法律事務所Greenbaum Olbrantz LLP (GO Law)は、カリフォルニア州北部地区およびニューヨーク州東部地区において、ユナイテッド航空とデルタ航空を相手取り別々の訴訟を起こした。

「ユナイテッド航空やデルタ航空の窓側席を購入するお客様は、窓があることを当然期待しています」と、GO Lawの弁護士カーター・グリーンバウム氏はPeople誌に語った。「しかしながら、ユナイテッド航空とデルタ航空は長年にわたり、『窓側席』と称して販売してきたものの、実際には何もない壁面しか見えず、お客様をがっかりさせてきました。」

「一方、ユナイテッド航空やデルタ航空の競合他社の多くは、壁際の席からは窓側の眺めは望めないとお客様に伝えています」と彼は付け加えた。「ユナイテッド航空とデルタ航空も同じように簡単に同じことをできるはずですが、窓際の席に追加料金を請求し、結局はお客様を壁際に座らせることになるのです。」

訴状によると、両航空会社のボーイング737型機とエアバスA321型機は、本来窓があるはずの座席が、空調ダクト、電線管、その他の内装部品の都合で窓がない設計となっている。同社はこれらの航空機を1日に数百機以上運航しているため、「ユナイテッド航空は窓のない『窓側』座席を100万席以上販売した可能性がある」という。

窓のない窓側の席に座るという経験は、今に始まったことではありません。ソーシャルメディアのユーザーたちは、何年も前からその不満を記録してきました。

Top Class Actionsが最初に報じたこの訴訟は、過去4年間ユナイテッド航空の飛行機で窓のない「窓側」の席に追加料金を支払ってきたカリフォルニア州の住民に、この運動に参加するよう呼びかけている。

米国の航空会社はいずれもこの訴訟についてコメントしていない。