北朝鮮の国営メディアは4月20日、戦略巡航ミサイルの弾頭の試験と新型対空ミサイルの発射に関する情報を公表した。

朝鮮中央通信（KCNA）は、北朝鮮のロケット軍が4月19日に戦略巡航ミサイル「火申1号ラ3型」用に設計された弾頭の試験を実施し、新型防空ミサイル「平壌1号2型」を黄海で発射し、試験発射で「一定の目的」が達成されたと報じた。

朝鮮中央通信は英語の投稿で、「両実験は政府と傘下の国防科学研究所による急速な技術開発のための通常業務の一環であり、周辺状況とは一切関係がない」と伝えた。

韓国、日本、米国は北朝鮮がミサイル実験を行うと通常は直ちに情報を公表するが、今回の実験についてはまだ言及していない。

聯合ニュースによると、北朝鮮は2月に「巡航ミサイルの超大型弾頭出力試験」を実施したと発表し、黄海で新型の対空ミサイルの発射実験を行った。

4月初旬、北朝鮮は固体燃料を使用する中長距離の新型極超音速ミサイルの試験を実施したと発表した。金正恩委員長が自ら発射実験を監督した。

北朝鮮は2009年の2度目の核実験以来、一連の国際制裁を受けているが、核兵器計画を継続している。

北朝鮮は今年、韓国を主な敵国と宣言し、統一と二国間連絡を担当する機関を廃止し、領土を1インチでも侵略されれば宣戦布告すると脅した。