調査の予備的証拠について説明を受けた米国の航空会社の役員らはウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、不器用な客室乗務員が機内食の提供中に操縦席のスイッチを誤って押してしまったようだと語った。
ニューヨークポスト紙によると、これによりパイロットが操縦桿を握ることになり、飛行機は「機首を下げ」、飛行の約3分の2の時点で263人の乗客と9人の乗組員の多くが天井に向かって飛び去ったという。
飛行機が着陸した後、同機に乗っていた多くの乗客が負傷し、入院した。
パイロットは最終的に降下中の飛行機の制御を取り戻し、その後ニュージーランドに無事着陸した。
ボーイング社は今週、787ジェット機を運航する航空会社に対し、コックピットの座席のスイッチ類のカバーが緩んでいないか点検するよう勧告し、必要に応じて電動操縦席の電源を切る方法を指示するメモを出した。
「バネ式のシートバックスイッチプロテクターを、緩い/取り外し可能なコントロールスイッチカバーに取り付けると、コントロールスイッチが挟まり、シートが意図せず動く可能性があります」とメモには記されている。
一方、LATAM航空の広報担当者は、同社は「継続中の捜査を支援するため、当局に協力し続ける」と述べた。
チリを拠点とする航空会社はこれに先立ち、ドリームライナーが「飛行中に技術的な問題が発生し、機体が激しく揺れた」と発表していた。その後、同機は「飛行中に激しい振動を経験したが、その原因は現在調査中」だという。
飛行機はニュージーランドに無事着陸した
衝撃を受けた乗客らは、恐ろしい出来事を詳しく語った。その出来事の後の様子はビデオに記録されており、一人の女性が通路で意識を失って横たわり、他の乗客らが痛みで頭を抱えている様子が映っていた。
「飛行機は、何の前触れもなく、突然墜落した。今まで経験したことのないような乱気流で墜落し、乗客は座席から投げ出され、天井や通路に激突した」と乗客のブライアン・ジョカットさんは語った。
ニュージーランド運輸事故調査委員会は、操縦士間の会話や飛行機の動きに関する情報を提供するコックピットボイスレコーダーとフライトデータレコーダーを押収した。
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