連邦判事が米国国際開発庁の解散を阻止する仮差し止め命令を発令

ワシントンDCにある米国国際開発庁（USAID）本部の外

米メディアは、米メリーランド州の地方裁判所が3月18日に仮差し止め命令を出したと報じた。判事は、政府効率化省（DOGE）によるUSAIDの解散は憲法に違反する可能性があるとの判決を下した。

億万長者のイーロン・マスク氏が率いるDOGEは、連邦政府の合理化に向けた取り組みの一環として、USAIDプログラムの大半を終了し、多くの職員を解雇した。

判事は、DOGEとマスク氏が「議会が設置した機関を閉鎖するかどうか、いつ、どのように閉鎖するかを決定する憲法上の権限」を議員から剥奪したと述べた。

USAID職員らが起こした訴訟は、マスク氏とDOGEには対外援助プログラムを監督する機関を解散する権限がないと主張している。

判決が下された後、ドナルド・トランプ大統領は3月18日にフォックスニュースに対し、「控訴することを保証します」と語った。