1月27日、ドナルド・トランプ氏は下院共和党議員の年次政策会議に出席した。米国大統領は就任1週間後、これまでの政策を改めて強調し、今後の動きについて自身の立場を示した。

ザ・ヒルによると、米国大統領は演説の大部分を、就任1週間で署名した一連の大統領令の繰り返しに費やしたという。

2024年の大統領選挙での自身の勝利は、若者とTikTokのおかげだと彼は言う。ホワイトハウスのリーダーは、米国議会によるTikTok禁止の解決策を見つけるため、TikTokの禁止をさらに75日間延期する大統領令に署名した。

トランプ氏の演説の焦点は移民問題にあり、移民を厳しく取り締まり、不法移民を国外追放する命令を出すことに焦点を当てる一方、犯罪組織に対処する計画も持っている。

人工知能（AI）分野では、中国の新興企業がAIシステム「ディープシーク」を発表し米国で波紋を呼んでいるが、トランプ氏はディープシークの登場は「警鐘」のようなもので、米国企業の競争力強化を促す役割を果たすと述べた。

トランプ氏は米下院の共和党議員会議で議題推進のため結束を呼び掛け、下院の多数派の差は共和党議員218人、民主党議員215人で大きくなく、政策を可決するには党員がほぼ完全に団結する必要があると認めた。

また1月27日、米上院は賛成68票、反対29票で実業家スコット・ベセント氏の米財務長官就任を承認した。