先週の首脳会議で、北大西洋条約機構（NATO）首脳は、NATO加盟を含む欧州大西洋地域への完全な統合への不可逆的な道を進むウクライナを支援することを誓約したが、具体的な時期については明らかにしなかった。

ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長は、ニュースサイト「アルグメンティー・イ・ファクトリー」に対し、ウクライナのNATO加盟はモスクワの安全保障に対する直接的な脅威にとどまらないと語った。

「これは本質的には宣戦布告となるだろう…」と彼は水曜日に発表した発言で述べた。

ロシアが2022年にウクライナへの全面攻撃を開始して以来のクレムリンの標準的な立場に沿って、メドベージェフ氏はロシアはNATOを脅かしていないが、自国の利益を推進するための同盟の努力に応じると述べた。

メドベージェフ氏は米国とその同盟国に対し、キエフへの武器供与は「核による終末」につながる可能性があると警告した。

同氏はまた、NATO事務総長にマルク・ルッテ氏が任命されても同盟の立場は変わらないとのモスクワの立場を改めて強調した。

「ロシアにとって何も変わっていない。重要な決定はNATO加盟国ではなく、米国という一つの国によってなされるからだ」とメドベージェフ氏は語った。

カオ・フォン（TASS、ロイター通信による）