会議には47人の国家元首、欧州各国政府首脳、国際機関の指導者らが出席した。 （出典：EU）

このイベントには、欧州委員会委員長のウルズラ・フォン・デア・ライエン氏、欧州連合（EU）理事会議長のシャルル・ミシェル氏、欧州議会議長のロベルタ・メッツォラ氏、北大西洋条約機構（NATO）事務総長のマルク・ルッテ氏など、47名の国家元首、欧州各国政府の首脳、国際機関の指導者らが出席した。さらに、会議にはウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も出席した。

ＥＵの輪番議長国を務めるハンガリーが主催した第５回ＥＰＣ首脳会議では、ウクライナ紛争、中東および北アフリカの不安定化の高まり、不法移民、経済安全保障など、欧州が直面する課題に焦点が当てられた。欧州の首脳らは、エネルギーの接続性、輸送、情報技術、世界貿易に関連した話題についても議論した。

ハンガリーのビクトル・オルバーン首相は冒頭の発言で、ウクライナ紛争により欧州は困難な状況にあると強調し、中東・北アフリカにおける紛争激化の脅威や不法移民が再びピークに達し、欧州にとって課題となっていると述べた。

世界経済は分裂し、停滞しつつあり、これら全てが欧州の平和と繁栄を脅かしていると同氏は強調した。この会議の結果は、今後何十年にもわたるヨーロッパの将来を決定する可能性がある。

EPCは、欧州における政治対話を促進し、地域の安定、安全、繁栄に貢献するために、チェコ共和国がEU議長国を務める2022年10月にプラハで初めて開催される非公式のプラットフォームです。