「救出飛行」の第2段階に関しては、グエン・スアン・トン被告(1975年生まれ、元警察官)が犯罪者隠匿の罪で起訴されることが提案された。

捜査の結論によると、2021年6月、トン氏は、新型コロナウイルス感染症の流行を避けるために、海外にいるベトナム人労働者を国内に呼び戻すための飛行機をトゥアン氏が手配することについて、トラン・ミン・トゥアン氏(事件の第1段階であるタイホア社の取締役)と話し合った。

トゥアン氏は、5省庁作業部会のうち4省庁と関係を持ち、支援を受けていると述べた。一方、公安省に関しては、トゥアン氏はトン氏に、入国管理局(QLXNC)と連絡を取り、検査を行い、クアンチュン建設人材管理会社が飛行を組織し実行することに同意する文書をすぐに発行するよう依頼した。

クアン・チュン建設人力資源会社は、入国管理局(公安省)から書面による承認を受けた後、2021年6月30日に台湾からの労働者をハイズオン省に連れて行き、検疫を行うよう手配した。

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さらに、トゥアン氏はトン氏に介入し、ハノイ・スカイ・トラベル・アンド・イベント社(ハノイ・スカイ社)とインターナショナル・トラベル・カンパニー・リミテッド(インターナショナル・トラベル・カンパニー)のフライトを企画するためのライセンスの申請手続きを解決するために航空交通管理局に影響を与えるよう依頼した。当時、トン氏は協力することに同意し、入国管理局に何度も連絡を取ったが、問題は解決できなかった。

2022年6月、飛行の実行と組織のために個人に賄賂を贈ったとして捜査を受けた際、トゥアン氏はトン氏に連絡を取り、助けを求めて協議した。

捜査警察によると、トゥアン氏が捜査警察に召喚された際(2022年7月20日)、飛行の実行と組織化の承認を得るために個人に賄賂を贈った容疑で捜査されていることを知ったトン氏は介入し、捜査官にトゥアン氏の勤務時間を延期することを許可するよう求めた。

2022年7月28日、トン氏とトゥアン氏およびその他数名は公安省本部近くのレストランで会合し、トン氏がトゥアン氏らに対し、事件に関する内容をトゥアン氏に有利な方向で捜査警察に報告するよう助言・指導した。

その会合で、トゥアン氏は、ファム・ビック・ハン氏(国際旅行会社副社長、事件の第一段階)から、権限のある人物への賄賂と、ハン氏の一部の事業の航空便手配手続きの申請費用として、100億ドン以上を受け取ったと述べた。

トゥアン氏は、警察に有利な供述をするにはどうすればよいかをトン氏に指導するよう依頼した。当時、トン氏らは協議し、トゥアン氏がハン氏から賄賂として受け取った金額については捜査警察に申告せず、トゥアン氏がこのお金を全額ハン氏に返還したと(虚偽に)申告するようトゥアン氏らに指示することで合意した。その他の内容については、知らないとだけ申告し、後で考えて答えることとした。

その後、捜査機関と協力した際、トゥアン氏は指示通りに自白した。そして、捜査と起訴を逃れるため、2022年10月26日からトゥアン氏は自宅から逃亡し、捜査機関は被告人を起訴する決定と被告人を逮捕して拘留する命令を執行することができなくなった。

トゥアン氏は、公安捜査局が公安省の他の部署や機能部隊と連携して初めて、2022年11月25日にトゥアティエン・フエに潜伏していたところを発見され、逮捕された。

捜査のための拘留期間中、タイホア社の取締役は犯罪行為を隠蔽するために指示されたとおり虚偽の供述を続け、捜査に大きな困難と障害を引き起こした。捜査の結果、グエン・スアン・トン氏はトラン・ミン・トゥアン氏が贈賄を犯したことを知っていたものの、同氏の犯罪を隠蔽するために虚偽の供述をするよう同氏に指示し、捜査を妨害していたと結論づけられた。