ロンドンでは、ウクライナ大統領が日曜日にウクライナ和平案を議論するために出席する欧州首脳会議を前に、ゼレンスキー大統領がスターマー首相との会談のためロンドンのダウニング街にある首相官邸に到着すると、群衆が歓声をあげた。

「街頭の歓声を聞いていただけたでしょうか。それは英国民がどれだけあなたを支持しているか、そしてあなたと共に立ち上がるという我々の強い決意を示すために集まった声です」とスターマー氏は語った。 「私たちはできる限り、あなたとウクライナと共に立ち続けます。」

ゼレンスキー氏は土曜日、スターマー氏と「重要かつ温かい」会談を行い、ウクライナの立場強化や信頼できる安全保障の確保について協議したと述べた。

「会談では、ウクライナと欧州全体が直面している課題、パートナーとの連携、ウクライナの立場を強化し、信頼できる安全保障のもとで公正な方法で戦争を終結させるための具体的な措置について議論した」とゼレンスキー大統領はテレグラムに書き込んだ。

他の欧州首脳らも、トランプ大統領との緊迫した会談後、ゼレンスキー氏とウクライナを支持するメッセージを送り、トランプ氏が政権に復帰して以来の戦いをめぐる米国と欧州の伝統的な同盟国間の相違を浮き彫りにした。

フランス大統領府によると、マクロン大統領はロンドンでの首脳会談前夜、英国のスターマー外相、欧州理事会のアントニオ・コスタ議長、NATOのマーク・ルッテ事務総長とも会談した。

「緊張を乗り越えて、人々は冷静さを保ち、敬意と感謝を示すことで、具体的に前進できると思う。なぜなら、懸かっているものは非常に重要だからだ」とマクロン氏は日曜、記者団に語った。

マクロン氏は、ゼレンスキー大統領が、米国がウクライナの天然資源からの収入にアクセスできるようにする合意を含め、米国との「対話を回復する」用意があると伝えたと述べた。

ゼレンスキー大統領は日曜日にチャールズ国王と会談する予定だ。ウクライナ大統領は会談の冒頭、スターマー氏に対し「陛下が明日の私の会談を受け入れてくださったことを大変嬉しく思います」と語った。

英国はウクライナの強力な支持国であり、チャールズ国王は以前にも、ロシアとの紛争におけるウクライナ国民の「決意と強さ」について語り、ゼレンスキー大統領への支持を表明している。

スターマー氏は先週ホワイトハウスを訪問した際、英国を公式訪問するためのチャールズ国王からの招待状をトランプ大統領に手渡した。

ホアン・フイ（ガーディアン、ロイター、AJによる）