ホワイトハウス報道官のカリーヌ・ジャン＝ピエール氏は、選挙活動のためラスベガスを訪れた際にバイデン氏の陽性反応を発表した。 「ワクチン接種を受けて免疫力が強化されたため、現在は症状は軽い」とジャン＝ピエール氏は語った。

バイデン氏は、ラスベガスからデラウェア州へ向かうため大統領専用機エアフォースワンに搭乗する際、記者団に対し「いい、気分がいい」と語った。

この病気は、共和党候補のドナルド・トランプ氏に激戦州で敗北を喫しているバイデン氏にとって、重要な時期に発生した。ホワイトハウスは、バイデン氏がデラウェア州の海岸にある自宅で長い週末を過ごす予定だと述べた。

発表の数分後、米国大統領の車列はラスベガス市内でラジオインタビューを受けた後、ラスベガス空港へ移動した。

選挙活動中にラスベガスで2泊したバイデン氏は、選挙戦からの撤退を求める声に断固として抵抗してきた。ジャン＝ピエール報道官は「彼はデラウェア州に戻り、自主隔離し、その間、引き続き職務を全うする予定だ」と述べた。

水曜日、バイデン氏はさらに悪い知らせを受けた。米下院の有力民主党議員、カリフォルニア州のアダム・シフ氏が、バイデン氏が他の誰かに「バトンを渡す」時が来たと述べたのだ。

ロイター/イプソスが火曜日に実施した世論調査によると、登録民主党員の約40％がバイデン氏は再選を目指すのをやめるべきだと回答した。登録無党派有権者の約65％がこの意見に同意している。

世論調査では、登録民主党員の約58％が、バイデン氏は米国政府に勤務するには年を取りすぎていると考えていると回答した。登録無党派有権者の70％もこの見解に同意している。

ホアン・アイン氏（ロイター、CNNによる）