ロイター通信によると、ニューオーリンズの第5巡回控訴裁判所の3人の判事からなる審理部は10月25日、各州が選挙日後に受け取った投票用紙を数えるのは違法だとの判決を下し、共和党の勝利となった。

ロイター通信によると、共和党全国委員会、ミシシッピ州共和党、共和党支持者２人が１月に訴訟を起こし、選挙日からさらに５日間投票用紙を受け取って集計することを認めるミシシッピ州の法律に異議を唱えた。

裁判所は法律を無効とはしなかったが、単にその行為は違法であると判決し、次の措置の決定を裁判所に委ねた。この判決は、第5巡回控訴裁判所の管轄下にあるミシシッピ州、テキサス州、ルイジアナ州の3州にのみ適用される。

アンドリュー・オールドハム判事は、ミシシッピ州の法律は連邦議会選挙と大統領選挙を同日に行うことを義務付ける連邦法により妨げられている、と主張した。 「連邦法は、有権者に対し、選挙日に期日通りに投票手続きを行うことを義務付けている。また、連邦法はミシシッピ州が投票期限を1日、5日、あるいは100日延長することを認めていない」とオールダム氏は記した。

ミシシッピ州リン・フィッチ司法長官の広報担当者は、裁判所の決定を尊重し、この事件の今後の展開に期待していると述べた。共和党全国委員会のマイケル・ワトリー委員長は判決を称賛し、選挙の公正性にとって大きな勝利だと述べた。