インドは世界のグリーン水素生産拠点となる野心を持って新たな基準を発表

インドは2030年までに年間500万トンの燃料を生産するという目標を設定したいと考えている。（出典：AP通信）

インド政府は、再生可能資源から1kgの「グリーン」水素を生産するための二酸化炭素（CO2）排出量を2kgに制限した。

2023年初頭、主要20カ国・地域（G20）の議長国を務めるインドの当局者は、グリーン水素1kgの生産につき、先ほど発表された基準値の半分にあたる1kgのCO2排出量の制限を提案した。

インドはグリーン水素生産の世界的な拠点になることを目指しており、2030年までに年間500万トンの燃料生産を目指している。これにより、約5,000万トンのCO2排出量が削減され、化石燃料輸入額が120億ドル以上節約されることになる。

これは、現在の水素消費の大部分が化石燃料から生産されている国にとっては野心的な計画だ。

インドは2026年までに初めて水素を生産すると予想されているが、燃料の輸出を始めるために欧州連合（EU）、日本、その他の国々と二国間協定を交渉している。