日経アジアは複数の情報筋の話として、ミャンマー軍のソエ・ウィン大将が4月8日と9日にミャンマー南部モン州で行われた無人機攻撃の標的になったと報じた。ソエ・ウィン大将は軍事施設での会議に出席していた際に、建物と駐機中のヘリコプターが被害を受けた。ソー・ウィン氏が負傷したと報じられている。
ミャンマー軍事政権と戦う反政府勢力、人民自衛隊の無人機部隊の情報筋は日経アジアに対し、4月8日に無人機2機が同施設の複数の建物に墜落し、4月9日には同じ施設の建物とヘリコプターに無人機4機が墜落したと語った。
2023年にミャンマーのカレン州で行われた無人機のテスト
日経アジア版スクリーンショット
このドローン攻撃は、4月6日に同州で発生した攻撃を受けて行われたもので、この攻撃ではミャンマー軍のトップ5将校の1人であるミャ・トゥン・ウー将軍の車列が無人機から投下された爆弾の攻撃を受けた。日経アジアは軍筋の話として、高級車が損傷したが、ミャ・トゥン・ウー氏は無傷だったと伝えた。
ミャンマー東部カレン州の民族武装組織カレン民族防衛機構(KNDO)はドローン攻撃への関与を示唆しており、KNDOの情報筋は日経アジアに対し同組織が攻撃に関与したことを認めた。情報筋は、KNDOはミャ・トゥン・ウー将軍らが月曜日に新空港を視察する計画について事前に知らされていたと付け加えた。
上記の情報に対するミャンマー軍の反応については現在のところ情報がない。
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この無人機攻撃は、4月4日にネピドーの軍本部と基地を12機以上の無人機が攻撃してから数日後に起きた。ミャンマー国営メディアは、無人機は政府軍によって爆破または迎撃され、施設への被害はなかったと報じた。
日経アジアによると、最近の一連の無人機攻撃は、反ミャンマー軍が遠隔地での支配拡大から軍事政権の行政中枢への攻撃へと戦略を転換していることを示している。
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