四川省(中国南西部)出身の魏さんの家族は、わずか4歳のときに誘拐された息子を30年以上探し続けていた。
魏さんの家族はDNAデータベースを使って、浙江省東部で窃盗罪で投獄されていた息子を見つけた。
中国浙江省の刑務所に収監されていた魏氏の家族が30年以上ぶりに再会した。 (写真:サウスカロライナ州立大学モーニングスター校)
受刑者ミンドン(仮名)(37歳)は、4月に刑務所の入所手続き中にDNAを採取され、ウェイ氏の長らく行方不明だった息子であると確認された。
一方、魏氏と妻は、行方不明の家族を探すのを助けるために設立された全国ネットワークに自分たちのDNAを登録した。
ミンドンさんは11月20日、浙江省刑務所で両親と二人の妹と再会した。親戚たちはミンドンさんを強く抱きしめ、刑期が終わったら家に連れて帰ると約束した。
ミンドンは嬉しそうに、これまで多くの軽犯罪を犯し、4回も刑務所に入ったことがあると話した。 「今は帰る家がある。刑務所から出所したら、また新たな人生を歩み始める」と彼は語った。
ミンドンと獄中での親族との再会は多くの人々に感動を与えた。ミンドンの犯罪は人身売買によって人生を台無しにされた結果であると示唆されている。
「親の世話と監督は人の成長にとって本当に重要です。誘拐されていなければ、家族からたくさんの愛情を受けて立派な人間になれたはずです」とあるネットユーザーはコメントした。
中国国家統計局によれば、2010年から2021年にかけて中国全土で女性と児童の人身売買が合計11万8598件記録された。
中国は近年、人身売買と闘う取り組みを強化している。
中国では、行方不明の親族を捜す家族のDNAを収集し比較するために、2009年に国家DNAデータベースが設立された。 2021年には全国の警察署に親族捜索事務所が設置され、「再統合」キャンペーンが開始された。
華宇(出典:SCMP)
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