ロシアはウクライナへの大規模な攻撃を準備していると情報筋は言う。 （出典：Qalampir）

「忍耐は必要だが、それが常に試されるなら、終わりが来るだろう」とラブロフ外相はロシア人ジャーナリストのパベル・ザルビン氏とのインタビューで語ったとロシアのプラウダ紙が報じた。

この声明は、ウラジーミル・プーチン大統領が先週、ウクライナが11月19日にロシアのクルスク州とブリャンスク州を攻撃するために米国のATACMSミサイルと英国のストームシャドウミサイルを使用したと明らかにしたことを受けて出された。

これに応じて、ロシアは11月21日、ウクライナの都市ドネプロペトロフスク（ドニプロ）の防衛産業団地を標的として、オレシュニクと呼ばれる新型中距離極超音速弾道ミサイルの実験に成功した。

同日、ロシアの情報筋は、同国がカプースチン・ヤール試験場の上空を飛行禁止にしたと伝えた。同試験場はミサイル試験を専門とし、ウクライナのドニプロにあるユジュマシュ企業を攻撃したオレシュニク弾道ミサイルの発射地点でもある。

情報筋によると、空域の閉鎖は11月30日まで続く。一部の専門家は、この措置はロシアが再びオレシュニクミサイルや新型兵器の実験などを用いてウクライナへの新たな攻撃を準備していることと関連している可能性があると指摘している。

また11月27日、ロシア外務次官はRIAノーボスチ通信との会話の中で、米国はウクライナ紛争への参加がもたらす結果をまだ理解していないが、ワシントンを「震え上がらせ、驚かせる」ことはモスクワが保証すると述べた。

同氏は、現在、退任するジョー・バイデン米大統領率いる政権がワシントンの兵器を使ったロシア攻撃の詳細について「非常に容易に」協議しており、この行動は同政権がすでに紛争の当事者となっていることを裏付けるものだと指摘した。

米国側では、国家安全保障会議報道官のジョン・カービー氏は、ウクライナにロシアへの武器攻撃を認めるという米国の決定は、核戦争のリスクを容易に高めるだろうと述べた。