TASS通信によると、ロシア軍は、ここ数カ月間戦闘の焦点となっていたポクロフスク市とクラホヴェ市の間に位置するペトロパヴリフカ村を制圧したばかりだという。ロシア軍はまた、ドネツク州のさらに南にある小さな町ヴレミフカと、同じく同州にあるヴォズドヴィジェンカ村も占領した。

ウクライナは上記の情報についてはコメントしておらず、重要な都市ポクロフスク近郊で激しい戦闘が起こったとのみ述べている。ロイター通信は、ウクライナ軍ホルティツァ部隊のビクトル・トレフボフ報道官の発言を引用し、ロシア側はまだポクロフスクに入っていないと伝えた。ポクロフスクは交通の中心地であり、ウクライナ全土で唯一のコークス炭鉱山です。

ロシア国防省は同日、ウクライナがロシア南部ベルゴロドに向けて米国製ATACMSミサイルを発射したことを受け、部隊が高精度兵器を使ってウクライナの軍事施設を攻撃したと発表した。関連して、ドイツのボリス・ピストリウス国防相は1月18日、ロシアとウクライナの間で停戦合意が成立した場合、ドイツは停戦を監視する平和維持活動に参加するために部隊を派遣することを検討する可能性があると述べたと、南ドイツ新聞が報じた。