ワグナー傭兵集団による武装蜂起の前日、情報当局はホワイトハウス、国防総省、連邦議会議事堂で、ワグナー蜂起後のロシアにおける騒乱の可能性について会議を開いた。
ワグナー傭兵団のリーダー、エフゲニー・プリゴジンとワグナー軍は6月中旬にロシア軍指導部と戦うつもりだった。 (出典:AFP) |
米メディアは6月24日、米情報機関が数日前に、ワグナー傭兵集団のリーダー、エフゲニー・プリゴジンがロシアの防衛体制に対する反乱を準備している兆候を察知したと報じた。
ワシントンポスト紙とニューヨークタイムズ紙によると、ワグナー傭兵集団による武装蜂起の前日、情報当局はロシアの騒乱の可能性についてホワイトハウス、国防総省、連邦議会議事堂で会議を開いた。
ワシントン・ポスト紙は、米情報機関が、ワグナー傭兵集団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジンと彼のワグナー部隊がロシア軍指導者への攻撃を計画している兆候を6月中旬に初めて掴んだと報じた。
急速に広がる蜂起の中で、ワグナー軍は6月23日にウクライナの基地からロシアへ移動し、南部の都市ロストフ・ナ・ドヌの地域軍司令部を掌握した後、モスクワへ進軍した。
しかし、攻撃は6月24日に中止され、ロシア国営メディアは、ワグナー軍はウクライナに戻り、プリゴジンは隣国ベラルーシに向かうと報じた。
クレムリンは、ロシアはプリゴジン氏やワグナー氏の武装兵士を起訴しないと述べた。ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国の情報当局はプリゴジン氏が軍事行動の準備をしていると知り、強力な核兵器を持つ国で混乱が起きることをますます懸念するようになったという。
米国の諜報機関は、事件の少なくとも1日前にロシアのプーチン大統領自身がプリゴジン氏の反乱計画について知らされていたとみている。
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