米国とEU加盟国間の貿易戦争は激化し続けている。 EUの高官は、中国はEUと米国との貿易戦争で利益を得ていると述べた。
3月12日、米国ワシントンD.C.の副大統領公邸で演説するJ・D・ヴァンス米副大統領 - 写真:ロイター
ロイター通信によると、米国と欧州連合(EU)間の貿易戦争は、双方が関税による報復を続け、激化し続けている。
米国がサプライチェーンの再構築に向けた強硬姿勢を擁護する一方で、EUは貿易紛争が両国の経済に損害を与えるリスクがあり、中国が最大の受益者になると警告している。
JD・ヴァンス氏:「米国経済は依然として好調」
3月13日、フォックスニュースとのインタビューで、J・D・ヴァンス米副大統領は、ドナルド・トランプ米大統領の関税が株式市場の変動を引き起こしているものの、米国経済は依然として「かなり好調」であると断言した。
ヴァンス氏はトランプ氏の関税政策を支持し、それが経済のサプライチェーンを米国内に呼び戻すことで米国人労働者への投資を促進する手段だと主張している。
同時に、EUが米国製品に「不当な関税」を課していると非難し、トランプ政権は国益を守るために強力に対応する用意があると断言した。
同氏は、トランプ大統領の関税措置は、米国が欧州の不公平な政策に対して実際に強く反応した40年ぶりのことだと述べた。
「もし欧州諸国が我々に何か仕掛けてきたら、我々は実際に経済的に反撃するだろう。40年ぶりに、アメリカのために立ち上がろうとする人物が現れた」とヴァンス氏はドナルド・トランプ大統領を称賛した。
ヴァンス氏はまた、一部の産業は生産を迅速に調整する一方、他の産業はサプライチェーンの再編成に時間を要するとも強調した。
カナダは米国と関税交渉中だが、まだ結果は出ていない
カナダのドミニク・ルブラン財務大臣(左)とフランソワ・フィリップ・シャンパーニュ産業大臣(右)が3月13日、ワシントンDCで米国との貿易関税交渉に出席 - 写真:ロイター
同日、カナダの閣僚らは米国側との高官級会談を終えたばかりだが、カナダからの輸入品への関税撤廃では合意に至っていない。
しかし、双方は意見交換を建設的なものと評価し、交渉を継続することを約束した。
カナダのフランソワ・フィリップ・シャンパーニュ産業大臣はワシントンDCのカナダ大使館で、自身とカナダのドミニク・ルブラン財務大臣がハワード・ラトニック米商務長官と協力し、関税が両国の経済と国家安全保障に与える影響を強調し、二国間貿易関係の重要性を認めたと述べた。
関税撤廃については具体的な決定はなされていないものの、シャンパーニュ氏は、カナダは次回の交渉で国益を守るための準備がより整っていると楽観的な見方を示した。
ドミニク氏はまた、双方が今後も対話を継続することで合意したと明言した。
EU代表:「中国は米国と欧州の貿易戦争で利益を得ている」
欧州連合(EU)のカヤ・カラス外務・安全保障政策上級代表は、米国の関税に対する報復措置の用意があることを改めて表明した。写真:AFP
3月13日、カナダで開催されたG7会議で、欧州連合(EU)のカヤ・カラス外務上級代表が米国とEU間の現在の貿易摩擦について講演した。
「外に立って笑っているのは誰ですか?それは中国です。彼らは実は、米欧間の貿易戦争で利益を得ているのです」とカラス氏は強調した。
彼女の発言は、ドナルド・トランプ米大統領がフランスとEU産のワイン、シャンパン、その他のアルコール飲料に200%の関税を課すと警告した後に出された。これは米国とEU間の関税報復合戦における最新の報復措置である。
カラス氏は、EUは対応する用意はあるものの、貿易戦争はインフレを加速させ消費者に直接的な打撃を与えることが多いため、自制を求めていると述べた。
トランプ大統領が欧州の鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課す決定を下したことを受けてEUが280億ドル相当の米国輸入品に関税を課したことで、米国とEU間の貿易摩擦は激化した。トランプ氏はEUを「世界で最も敵対的な税務組織」と批判し、譲歩しないと誓った。
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出典: https://tuoitre.vn/my-eu-dau-khau-nay-lua-ve-thue-quan-trung-quoc-vua-xem-vua-cuoi-20250314135432997.htm
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