大統領の代理人を務めるユン・ガブグン弁護士は、「裁判所が罷免を決定すれば、大統領には受け入れる以外に選択肢はないだろう」と主張した。韓国の二大最高裁判所の一つである憲法裁判所の判決は最終的なものであり、上訴することはできない。

尹大統領はこれまで、12月27日の審理開始前に法的文書を提出するよう求める憲法裁判所の要請を無視していたが、弁護士らは大統領が自ら出廷して弁論する用意があると述べている。

ユン氏の弁護士は、大統領は現在ソウルの公邸におり、健康状態は良好だと述べた。一方、同氏は職務停止のままであり、現職大統領に対する初の逮捕状につながった反乱の首謀者としての罪に問われている。

先週、大統領警護隊はユン氏の逮捕を阻止したが、捜査当局は依然逮捕令状の執行を試みている。一部の報道によると、大統領官邸に特殊警察部隊を派遣するために装甲車やヘリコプターを使用する計画があるという。

ユン氏のもう一人の代理人であるソク・ドンヒョン弁護士は、これらの行為は大統領に恥をかかせるという政治的動機によるものだと述べた。

ソク弁護士は、ユン氏がこれを自由民主主義の擁護者と反対勢力の間のイデオロギー戦争とみなしていたことを強調した。彼は、状況が適切に対処されなければ内戦につながる可能性があると警告した。

弁護団は、現職大統領を起訴したり有効な逮捕状を請求する権限は検察官のみにあるため、逮捕状は違法だと主張した。

ゴック・アイン氏（ロイター通信、聯合ニュースによる）