ウクライナ紛争：Googleの機密暴露にキエフが反応、チェコは国民60人の戦闘参加を許可、ロシアはこれを「死刑宣告」と呼ぶ。 （出典：codigoespagueti）

ウクライナのオンライン紙「キエフ・インディペンデント」は11月3日、同国安全保障防衛会議の偽情報対策センターのアンドリー・コヴァレンコ所長が、グーグルが最近、同東欧諸国の軍事システムの所在地を暴露する地図上の最新画像をアップロードしたと語ったと報じた。

これに対し、キエフは問題を迅速に解決するため米IT大手グーグルに連絡を取ったが、その時は「週末であり、グーグルにとって優先事項ではなかった」という。

コバレンコ氏は、ロシア軍がグーグルの上記の画像をすぐに利用したとコメントした。国民の抗議を受けて、グーグルの代表者はウクライナ当局に連絡を取り、同社が問題解決に取り組んでいることを確認した。

コバレンコ氏によれば、ウクライナは今後も同様の問題を迅速に解決するための対策についてグーグルと協議を続けるという。

紛争状況に関して、 AP通信は、ロシアが先週末、ウクライナを攻撃するために無人航空機（UAV）96機と誘導ミサイル1発を使用したとウクライナ当局者が述べたと報じた。

これにより、ウクライナ空軍は66機の無人機とミサイルを撃墜した。さらに、他の27機の無人機がさまざまな地域で「行方不明」になっているが、これはおそらく電子干渉によるものであり、1機の無人機はベラルーシの空域に侵入した。この攻撃による犠牲者の数についてはまだ情報がない。

一方、ロシア国防省は、11月2日夜から3日早朝にかけて、ロストフ、ベルゴロド、ボルゴグラードの3州でウクライナの無人機19機が撃墜されたと発表した。ビャチェスラフ・グラドコフ知事によると、11月3日にベルゴロド州でウクライナの無人機による攻撃があり、1人が死亡した。

別の動きとしては、11月2日、チェコのペトル・パヴェル大統領がチェコ国民60人がウクライナ軍に入隊し、ロシアとの紛争に参加することを許可した。

この動きに反応して、ロシア下院外交委員会委員長レオニード・スルツキー氏は、これはアメリカの世界的な野心とキエフのつかの間の利益のためだけの、同胞に対する「死刑宣告」であると述べた。