イランは射程距離1,400キロの極超音速ミサイルを開発したと主張している。

イラン国営テレビは、「ファッター」または「征服者」と呼ばれるこのミサイルの射程は最大1,400キロメートルと報じた。この極超音速ミサイルは音速の15倍の速度で飛行することができる。

イラン国営テレビの放送によれば、ファッターハミサイルは地域のあらゆるミサイル防衛システムを突破できるという。

放送では、イラン革命防衛隊がイブラヒム・ライシ大統領に贈呈した極超音速ミサイルの模型が紹介された。イラン革命防衛隊は現在、膨大な弾道ミサイルを保有している。

昨年11月、革命防衛隊のアミール・アリ・ハジザデ将軍は、イランが極超音速ミサイルを開発したと主張したが、具体的な証拠は示さなかった。

この人物によれば、音速の5倍（マッハ5）の極超音速で飛行する極超音速兵器は、その速度と機動性により、ミサイル防衛システムにとって大きな脅威となる可能性があるという。

中国と米国は極超音速兵器の開発を進めているとみられる。一方、ロシアは極超音速兵器を配備したと主張し、ウクライナの戦場で使用したとしている。

コン・アン（出典：ガーディアン）