安全保障理事会、スーダンでの暴力の蔓延に「警戒」

スーダン紛争により、何百万人もの人々が家を追われています。（出典：UNHCR）

国連安全保障理事会（UNSC）は12月22日の共同声明で、スーダンの「多数の国内避難民、難民、亡命希望者を受け入れている地域」における民間人への攻撃とさらなる紛争のリスクを「強く非難」した。

「安全保障理事会の理事国は、スーダンにおける暴力の蔓延と人道状況の悪化について懸念を表明した」と声明は述べた。

さらに、国連安全保障理事会は戦闘当事者に対し、「スーダン全土における迅速かつ安全で妨害のない人道支援アクセス」を認めるよう求めた。

同組織の以前の報告書では、最大700万人のスーダン人が国内避難を余儀なくされ、150万人が近隣諸国に逃れたと述べられていた。

アフリカで3番目に大きな国スーダンの民政移管計画をめぐって両者の意見の相違が生じたのち4月にスーダン軍と緊急支援部隊（RSF）の間で紛争が勃発して以来、数万人が殺害されている。

5月初旬、リヤドとワシントンはサウジアラビアのジッダで両派間の協議を主催した。スーダン軍とRSFは停戦合意にいくつか達したが、すぐに互いが合意に違反したと非難した。