ニューヨーク滞在中のハンガリーのペーテル・シーヤルトー外相は、9月19日から26日まで開催される第78回国連総会の傍らで、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談する予定である。
シーヤルト氏は9月18日フェイスブックに投稿した動画で、欧州の同僚らに対し、この機会を利用してロシア外交官と連絡を取るよう助言した。
同氏はEUの政治家に対し「知恵を示し」、総会を「対立する側の間」の対話の場として活用するよう呼びかけ、ウクライナ紛争の解決方法を議論することを含め、モスクワとのコミュニケーションチャンネルを開いたままにしておくことが必要だと指摘した。
「もちろん、私自身も同僚のロシア外相と会う予定です」とシーヤルト外相は述べ、会談は国連総会ハイレベル週間の後半に予定されていると明らかにした。
「西欧諸国の同僚たちももっと同じことをした方が良いと思う」とハンガリー外相は語った。
「今週はウクライナに平和をもたらすために活用されなければなりません。ロシア人、ウクライナ人、アメリカ人、フランス人が皆ここに集まります。誰もが互いに話し合う機会を持つでしょう」とハンガリーの外交官は述べた。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とハンガリーのペーター・シーヤルトー外相は、2022年9月22日、ニューヨークで開催された第77回国連総会の傍らで会談した。ハンガリーのシーヤルトー外相は、2023年の高官級会合の傍らでラブロフ外相と同様の会談を行う予定だ。写真:Mid.ru
シーヤルト氏は、「国連は同じ考えを持つ人々を団結させるために創設されたのではない。なぜなら、NATOや欧州連合(EU)など、そのような目的を果たす組織は他にもあるからだ」との考えを示した。
「国連は、紛争当事者であっても、少なくとも互いに話し合うことができるように創設されました。そうすれば、何らかの解決策への希望が生まれ、少なくとも状況が悪化することはないでしょう。」
同氏はまた、世界各地で「50の武力紛争が激化している」など、国際安全保障分野の状況は第二次世界大戦以来最も憂慮すべきレベルにあると述べた。
シーヤルト外相は、ウクライナでの出来事により人類はこれまで以上に第三次世界大戦に近づいたと述べた。シーヤルト氏は先週CNBCとのインタビューで、EUはウクライナ紛争を「孤立させる」べきだったと語った。
「EUはウクライナでのこの戦争を孤立させるべきだったが、その代わりに世界規模にしてしまった」とハンガリーの外相は述べ、この紛争に対する欧州の対応が東西間の溝を深めていると批判した。
「戦争の世界的な影響の一つは、世界が再びブロックに分断されているように見えることだ。これは悪いことだ。なぜなら、国家間のコミュニケーション、国家間の協力がなければ、基本的に平和への希望を諦めることになるからだ」と彼は語った。
ミン・ドゥック(TASS、CNBCによると)
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