朝鮮中央通信(KCNA)は5月17日、金正恩国家主席が同国初の軍事偵察衛星発射施設を視察し、次の行動計画にゴーサインを出したと報じた。
北朝鮮の金正恩委員長と娘の金周愛氏が5月16日に非常用衛星打ち上げ準備委員会を視察した。(出典:朝鮮中央通信) |
朝鮮中央通信によると、金正恩委員長は5月16日、非常用衛星打ち上げ準備委員会を視察し、偵察衛星の全体的な状況を確認し、「今後の行動計画」を承認した。これは衛星打ち上げが差し迫っている可能性を示唆する動きである。
同通信の英語報道によると、「委員長は委員会の作業内容を詳しく把握した後、最終的な全体検査と宇宙環境試験を経てロケットへの搭載準備が整った軍事偵察衛星1号を視察した」という。
北朝鮮の指導者によれば、衛星打ち上げの成功は現在の安全保障環境における「緊急の要求」であり、「最優先で防衛力を強化する」プロセスである。
また、米国と韓国が北朝鮮に対する対立をエスカレートさせればさせるほど、「北朝鮮はより公正かつ直接的、かつ強力な方法で自衛権を行使して抑止するだろう」とも述べた。
KCNAは衛星打ち上げの日付など、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
特に、同庁が公開した視察旅行の写真によると、北朝鮮の金正恩国家主席は、9~10歳くらいの娘、金珠愛さんを引き続き同行させていた。
金正恩氏の次女とみられるキム・ジュエ氏は、昨年末、父親とともに大陸間弾道ミサイル実験を視察した際、初めて朝鮮中央通信に登場した。
それ以来、少女は金正恩氏に連れられて軍の科学者らと会ったり、弾道ミサイルの実験を行ったり、その他多くの行事に参加し続けている。
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