11月27日、フィンランドのペッテリ・オルポ首相は、ロシアから国内への亡命希望者の流入を国家安全保障の問題とみなしていると発表した。
フィンランドはロシアとの国境検問所のほとんどを閉鎖した。 (出典:AFP) |
これに先立ち、11月24日、フィンランド国境警備隊は、フィンランドとロシアの国境管理官による定期会合が、ロシア領土を経由してフィンランド国境に不法に流入する中東および北アフリカからの移民の流入に解決策をもたらすことができず、その結果ヘルシンキが国境検問所を閉鎖したと発表していた。
フィンランドは移民情勢の悪化を理由に、ロシアとの国境にある検問所の閉鎖を開始した。 11月22日、フィンランド政府はロシアとのすべての国境検問所を12月23日まで閉鎖すると発表した。残る国境検問所は最北端のラジャ・ヨセッピのみとなった。
ロシア外務省は、ヘルシンキの決定に対してロシア駐在のフィンランド大使アンティ・ヘランテラ氏に抗議文を送り、この決定はモスクワと何ら協議することなく行われたと批判した。
リアノーボスチ通信は11月25日、フィンランドのペッテリ・オルポ首相が、両国間の国境情勢についてロシアと政治的協議を行うつもりはないと述べたと報じた。
一方、フィンランドのマリ・ランタネン内務大臣は、隣国ロシアが「難民申請者を国境を越えて押し出す」という矛盾した作戦を続けるならば、政府はロシアとの残りの検問所を閉鎖すると述べた。
ロシア国境警備局の情報によると、フィンランドとロシアの国境当局は定期的に会合を開いているが、交渉は国境の状況を安定させる解決策にはつながっていない。
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