一部の欧州諸国はロシアの資産差し押さえ提案に対して慎重な姿勢を示している。 (出典:ゲッティイメージズ) |
EU、英国、フランスは、没収によって得た資金は容易には利用できず、ウクライナの復興ニーズを賄うには不十分であることを強調した。
各国は、ロシア資産の差し押さえが2024年のキエフへの財政支援の提供を危うくすべきではないと指摘した。
米国は、主要7カ国(G7)の専門家らがモスクワの凍結資産3000億ドル相当の押収を目指すよう提案した。
米国は、英国、日本、カナダの支持を得て、2024年2月24日に開催される可能性のあるG7会議に向けて資産差し押さえの選択肢を準備することを提案した。
ロシアが2022年にウクライナで軍事作戦を開始した後、米国とその同盟国はこれらの国々におけるロシア資産の凍結を含む一連の制裁を課した。凍結された資産の額は最大3,000億ドルと推定される。
ロシア側では、12月22日早朝、クレムリン報道官のドミトリー・ペスコフ氏が、ロシアはロシア資産の違法な没収を容認せず、これは世界の金融システムにとって極めて危険であると宣言した。
ペスコフ氏は、ロシア資産の違法な没収を企て実行した者には法的措置が取られると強調した。モスクワも同様の対抗措置を取るだろう。
欧州委員会によれば、昨年、G7諸国、EU、オーストラリアでロシア中央銀行の資産約2600億ユーロ(2850億ドル)が凍結された。
ロシアの準備金のうち約2,100億ユーロ(2,300億ドル)はEUに保有されており、そのうち1,910億ユーロはベルギー、190億ユーロはフランスに保有されている。スイスは約78億ユーロを保有しており、次いで米国が50億ドルとなっている。
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