マイク・ペンス元米国副大統領の支持者たちは、2024年の大統領選への出馬を支持する政治活動グループを結成した。
共和党内のマイク・ペンス前副大統領の支持者らが「アメリカへのコミットメント」と呼ばれる超政治活動委員会(スーパーPAC)を設立したと、 CNNが5月15日に報じた。この動きにより、ペンス氏は2024年大統領選への出馬表明に一歩近づいた。
このスーパーPACには、1996年の大統領選でボブ・ドールの選挙運動を指揮したスコット・リード氏や、ペンス氏が下院議員だった頃からの側近であるジェブ・ヘンサリング元下院議員など、共和党のベテラン議員が参加している。
「我が国は岐路に立っており、共和党は勝利できる強力な候補者を必要としている。ペンス氏は共和党予備選と大統領選の両方で勝利できる経験、人格、コミュニケーション能力、そして信頼性を備えている」とリード氏は述べた。
ペンス氏が立候補を表明すれば、共和党予備選の候補者選びで多くの挑戦に直面することになるだろう。特に、党内で依然として大きな影響力を保持しているとされるドナルド・トランプ前大統領からの挑戦は大きい。同党の新星であるフロリダ州知事ロン・デサンティス氏も選挙戦に参戦するとみられる。
3月31日、ワシントンでマイク・ペンス前米大統領。写真:ロイター
2021年1月の連邦議会議事堂襲撃事件後のペンス氏とトランプ氏の間の亀裂も、多くのトランプ支持者がペンス氏に背を向ける原因となった。
元米国副大統領を支援する団体は、ジョージア州知事ブライアン・ケンプ氏の2022年再選キャンペーンを成功に導いたボビー・サパロウ氏を事務局長として採用した際にこの点を考慮したようだ。ケンプ知事は、ジョージア州での2020年選挙結果の覆しを拒否したことでトランプ氏から繰り返し攻撃されたにもかかわらず、勝利した。
「ケンプ知事のために達成した成果を、ペンス氏のためにも倍増させることができると確信しています。ケンプ知事のために築き上げた成果が全国に広がるのを目にすることになるでしょう」とサパロウ氏は述べた。
関係者によると、ペンス前副大統領は2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件を詳しく調べ、予備選挙でトランプ氏に対抗する予定だという。ペンス氏は3月に初めて発言し、前米大統領が間違いを犯し、暴動の責任を取ったと批判した。
ペンス氏はまた、ウクライナ支援などトランプ氏とは対照的な政策をいくつか強調し始めた。しかし、彼は依然として「トランプ・ペンス政権」の功績を巧みに称賛した。
ゴック・アン( CNNによると)
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