原油タンカー「RN ポラリス」と航空母艦がロシアの港湾都市ナホトカ近くのナホトカ湾を出港する。 (出典:ロイター) |
最近の欧州の制裁がロシアからの石油流入の転換の原因となっている。
ロシアの石油製品のフランスやベルギーなどの欧州諸国への輸出はここ数カ月減少しているが、アフリカ諸国、特に北アフリカ諸国への輸出は「急増」している。
2023年3月の統計によると、モスクワは1日あたり42万バレルの石油製品をアフリカに輸出しており、これはウクライナ紛争以前と比べて14倍の増加となっている。
2023年6月までに、ロシアのアフリカへの石油販売は1日あたり25万バレルに減少したが、これは依然として非常に高い数字だった。
モスクワのアフリカ大陸への石油販売量増加の主な理由の一つは、オランダ当局が輸出ガソリンの硫黄、ベンゼン、マンガンの含有量に対する要件を厳格化したことにより、オランダからの燃料供給が減少したことである。
さらに、アフリカ諸国にはエネルギー資源を加工する企業が不足している一方で、この地域の人口増加によってロシアからアフリカ諸国への石油供給の安定性が確保されている。
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