バリ島知事イ・ワヤン・コスター氏は7月12日、インドネシアのリゾート地バリ島は文化保存のため、来年から島を訪れる観光客から15万ルピア（10米ドル）の税金を徴収すると発表した。

バリ島は毎年何百万人もの外国人観光客を魅了しており、島側はその魅力を利用して収入を増やし、景観を守ろうとしている。

イ・ワヤン・コスター知事は、外国人観光客はバリ島滞在中に一度だけ税金を支払えばよいと述べた。これは、他国やインドネシアの他の地域からバリ島に来る外国人観光客に適用されるオンライン料金であり、インドネシア人観光客には適用されないと彼は述べた。

公式統計によれば、昨年バリ島を訪れた観光客は200万人を超えた。またコスター氏は、この新しい規制によってバリ島を訪れる観光客の数は減少しないと考えている。なぜなら地元政府がこの収入を環境、文化、インフラの改善に充て、バリ島への旅行をより便利で安全なものにするためだ。

新しい規制が導入される前、バリ島は、外国人観光客が地元の文化を軽視する一連の事件を受けて、行儀の悪い観光客に対して厳しい姿勢を取ることを約束していた。