英国のケミ・バデノックビジネス貿易大臣がニュージーランドのオークランドで、クリス・ヒップキンス首相の立ち会いのもと、CPTPP参加議定書に署名した。 (出典:RNZ) |
AFPによると、英国政府は7月16日、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)に参加するための議定書に正式に署名したと発表した。
英国のケミ・バデノックビジネス貿易大臣は、ニュージーランドのオークランドで開かれたCPTPP加盟国の閣僚会議で、ホスト国のクリス・ヒップキンス首相の立ち会いのもと、この文書に署名した。
この合意により、英国は2018年にCPTPPが発足して以来、同協定に加盟する最初の新規加盟国となり、また欧州の国としては初めてとなる。
ニュージーランドのクリス・ヒップキンス首相は、英国のCPTPP加盟は地域にとって素晴らしいニュースだと述べた。
クリス・ヒップキンス氏は、この協定が「我が国の輸出業者に大きな利益と機会をもたらしている」と断言し、「英国をCPTPPファミリーに迎え入れることで、成長と回復のための経済的機会は増加するだけだ」と述べた。
この文書の署名は、2年間の交渉を経て3月に達した合意の正式な確認となる。
英国のリシ・スナック首相は3月31日、英国が欧州連合(EU)離脱後に締結した最大の貿易協定であるCPTPPに参加すると発表した。
英国政府は議会の審査手続きを含め、協定の批准に必要な措置を講じる一方、他のCPTPP加盟国は国内法制定の手続きを完了させる予定だ。
CPTPPには主要7カ国(G7)の2カ国であるカナダと日本、英国の長年の同盟国であるオーストラリアとニュージーランド、さらにブルネイ、チリ、マレーシア、メキシコ、ペルー、シンガポール、ベトナムが参加している。
RNZによれば、これらの国々は2021年に5億人以上の人口と世界GDPの12%を占めており、英国の加盟によりそれが15%(2,100万ドル相当)に増加すると予想されている。
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