ドイツのベアボック外相は中東での紛争激化のリスクを警告し、ガザ地区の民間人を守るためにさらなる努力が必要だと断言した。
ドイツのアンナレーナ・バーボック外相(左)と国連世界食糧計画(WFP)のワリド・イブラヒム副国別事務局長(右)が、2023年12月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで会談した。(出典:DPA) |
ドイツ外務省報道官セバスティアン・フィッシャー氏は1月5日の定例記者会見で、アンナレーナ・バーボック外相がガザ地区でのイスラエル・ハマス戦争勃発(2023年10月7日)以来4度目の中東歴訪として1月7日にイスラエルを訪問すると発表した。
計画によれば、ベアボック氏はイスラエルの新外相イスラエル・カッツ氏およびホスト国のイサク・ヘルツォク大統領と地域情勢について会談する予定だ。
また、訪問中、バーボック氏はパレスチナのマフムード・アッバス大統領とリヤド・アル・マリキ大統領とも会談する予定。
ドイツの外交トップはイスラエル訪問後、エジプトを訪問してサメハ・シュクリ外相と会談し、レバノンも訪問する予定だ。
フィッシャー氏は、会談ではガザ地区の深刻な人道状況、ヨルダン川西岸地区の状況、イスラエル・レバノン国境の不安定な状況、そしてさらなる人質解放に向けた取り組みに焦点が当てられると述べた。
レバノンの首都ベイルート郊外で過激派グループのリーダーの一人が暗殺されたことを受けて、イスラエルとハマス間の紛争が拡大する恐れがあるとの懸念が高まっている。
フィッシャー報道官によれば、緊張激化のリスクは現実のものであり、ドイツは1月3日に自国民に対しレバノンからできるだけ早く退去するよう呼びかけていた。
同日、バーボック外相はルクセンブルクのザビエ・ベッテル外相とともに記者会見し、同地域で紛争が激化するリスクがあると警告し、ガザ地区の民間人を保護するためにさらなる努力が必要であり、同地区の占領はあり得ないと主張した。
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