ジョージアでは7夜連続で数千人の国民が選挙結果を覆し、政府による欧州連合（EU）との加盟交渉の中断に抗議するデモを行っている。

野党「変革同盟」はソーシャルメディアネットワークXに、元広報部長で政治家に転身したグヴァラミア氏（48）が数人の男に連れられて意識不明になる様子を映した動画を投稿した。

警察はグヴァラミア氏に加え、野党「強いジョージア」党首でダフィオニ青年運動の指導者でもあるアレコ・エリサシビリ氏、および少なくとも他の野党党員6名も逮捕した。

ジョージア内務省は、最大9年の懲役刑が科される「集団暴力の組織および指導」の容疑で7人を逮捕したと発表した。容疑者の自宅を捜索したところ、空気銃、花火、火炎瓶などが発見された。

イラクリ・コバヒゼ首相は野党に対する弾圧の非難を否定し、これは暴力を「防止」し法を守るための措置に過ぎないと主張した。彼は野党が警察を攻撃するために抗議者に花火を提供していると非難した。

一方、人権団体やEUは懸念を表明している。 EU外務報道官のアニッタ・ヒッパー氏はジョージア当局に対し、過剰な武力行使をやめ、「集会の自由」の権利を保障するよう求めた。

反政府抗議活動により、人口370万人の国が危機に陥った。親EU派のサロメ・ズラビシビリ大統領は、西側諸国に対しジョージア政府への介入を強化するよう呼びかけている。

対照的に、コバヒゼ首相は、政府転覆につながった2014年のウクライナのマイダン革命と同様の「革命」を反対派が企てていると非難した。

「ジョージアでは、マイダンのシナリオは実現不可能だ。ジョージアは国家であり、当然ながら国家はそのようなことを許さないだろう」とコバヒゼ氏は最近、地元メディアに語った。

ホン・ハン（AJ、ロイター、TASSによる）