ロシアのカムチャッカ半島、地震で約2メートル移動

ロシア科学アカデミー統合地球物理学サービス連邦研究センターによれば、予備的な地質力学データには地震後の地盤の大きな変位が記録されており、特に半島南部で顕著だったという。

同庁は、今回の変位は2011年の東日本大震災後に起きた現象に相当すると述べた。

科学者たちはペトロパブロフスク・カムチャツキー市近郊の地域でも小規模な変化を検出した。

現在の変形パターンは当初の断層予測と一致しており、それがセベロ・クリリスク地域がより大きな被害を受け、他の地域がそれほど大きな被害を受けなかった理由を説明できると研究者らは述べている。

カムチャッカ半島は、 太平洋の「環太平洋火山帯」に位置している。環太平洋火山帯は、大陸プレートが頻繁に衝突したり、すべり合ったりして一連の火山活動や地震が発生する、世界で最も地殻変動が活発な地域である。

7月30日、この地域は1952年以来最強とされるマグニチュード8.8の地震に見舞われた。

この地震の強さにより、 世界中の地震観測センターが同時に警報を発令し、今後さらに揺れが続き、おそらく1か月間続くだろうと発表しました。

8月5日の朝、この地域の地下65km、ペトロパブロフスク・カムチャツキー市の南東約234kmで、マグニチュード6.0の別の地震が発生した。

7月30日の地震に比べると震度はそれほど大きくないものの、わずか2週間の間に2度も大きな地震が発生したことで、多くの人々が不安を感じている。