オーストラリア、気候変動の影響を受けた国々に債務救済を提供

そのため、オーストラリア政府は2025年から、これらの国々に対し、自然災害が発生した場合に債務返済を一時停止する機会を提供し、 経済の安定維持と災害からの復興を支援していきます。

オーストラリア外務省の発表によると、2025年末までにオーストラリア政府と他国との間の融資契約に「気候変動復興債務条項」が適用される。この条項は、小国や脆弱な国が自然災害に直面した際に債務免除を通じて経済復興を支援するものだ。

近年、二国間および多国間の債権国も、財政難に陥った小国への圧力を軽減するために同様の規定を採用している。

昨年、世界銀行や米州開発銀行など複数の主要金融機関が融資契約に債権回収条項を導入すると発表した。

現在、自然災害発生時に世界銀行の債務救済措置を受ける資格がある国は44カ国あり、その多くはバヌアツ、ナウル、キリバス、フィジーなどオーストラリアの隣国である。

オーストラリアは、気候変動による大きな影響を受け、多くの国が莫大な財政的圧力に直面している南太平洋地域への最大の援助国および融資国の一つである。

英国は昨年、セネガルとガイアナに対する初の気候関連債務枠も発表し、さらに10カ国に拡大している。

ベトアン（t/h）