Twitter、Google Cloud契約の支払いを拒否

Engadgetによると、Twitterは2018年にGoogleと10億ドルの契約を結び、自社サービスの一部をGoogle Cloudサーバーでホスティングすることになった。しかし現在、契約満了前にTwitterはさらに多くのサービスをGoogleのインフラから移行しようと急いでいると報じられている。しかし、これらの取り組みは「ゆっくりと進んでいる」ため、2018年にTwitterがモデレーション機能強化のために買収したプラットフォーム「Smyte」のような一部のツールが閉鎖の危機に瀕している。

Twitter社が6月末までにシステムを自社サーバーに移行できない場合、同社のスパム対策および児童性的虐待（CSAM）対策機能が利用できなくなる可能性がある。

これは、億万長者のイーロン・マスク氏から、Twitterユーザーがマスク氏になりすまして仮想通貨詐欺を行っていたという報告を受け、同社の自動システムがなぜバグを検出できなかったのかと質問されたことを受けての発表である。その後、チームはマスク氏に対し、システムが1週間不安定で「少なくとも1日に1回」クラッシュしていたと説明した。

もしTwitterが本当にGoogleを困らせるつもりなら、同社が契約不履行に陥るのは今回が初めてではない。昨年末、Twitter本社ビルの所有者であるカリフォルニア・プロパティ・トラストは、賃料不払いを理由に同社を提訴した。