プーチン大統領は李強首相に対し、「両国の貿易関係は、中国の友人たちの努力もあって、順調に発展している。両国政府が貿易・経済関係の発展に注力してきたことが実を結んでいる」と述べた。

ロシア大統領はまた、中国の習近平国家主席に挨拶を送り、10月にロシアで開催されるBRICS首脳会議への参加を楽しみにしていると述べた。

ロシアはリー氏の４日間の旅の最初の訪問地であり、ベラルーシ訪問も含まれている。

ロシア政府によれば、李強氏はプーチン大統領と会談する前にロシアのミハイル・ミシュスチン首相と会談し、投資から交通協力まで十数件の協定の調印に立ち会ったという。

李強氏はミシュスキン氏との会談で、中露友好関係は「堅固で、強く、揺るぎない」ものであり、「国際的な変動にも耐えてきた」と述べた。

同氏は、「現在、複雑かつ変化する国際情勢を前に、中国側は、両国指導者の戦略的指導の下、ロシアのパートナーと共に、より強固に前進する用意がある。共通の利益の確保、多極的な世界秩序の構築、国際舞台における連携強化に力を注ぐことが重要だ」と述べた。

李氏は、ロシアと中国の関係は「強力な安定要因」として機能し、両国の経済成長に貢献していると付け加えた。現在、二国間貿易の95％以上がルーブルまたは人民元で決済されており、昨年の双方向の取引量は過去最高の20兆ルーブル（1兆6000億人民元）に達した。

新華社通信は、中国はロシアと協力して「全面的な」協力を強化し、二国間関係を「新たな高み」に導く用意があると李強外相が語ったと伝えた。

ゴック・アイン氏（新華社SCMPによる）