6月15日夜、ピーコック劇場で行われた募金活動には、バイデン大統領、バラク・オバマ前米大統領、多くのハリウッドスターが出席した。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、イベントのチケットの価格は、ステージから遠い席で250ドルから、バイデン氏やオバマ氏との写真撮影やVIPアフターパーティーへの参加権が付いた最前列席で50万ドルまでとなっている。

これまでの資金調達記録は、3月にニューヨーク・マンハッタンで行われたバイデン氏の選挙イベントのものだった。このイベントにはオバマ元大統領とビル・クリントン元大統領も出席した。民主党はド​​ナルド・トランプ前大統領の陣営に対して資金面で優位に立っており、6月15日の集会はバイデン陣営に大きな弾みを与えるだろう。

バイデン氏はまた、このイベントを利用して共和党の対立候補であるドナルド・トランプ氏を批判した。さらに、ロイター通信によると、ホワイトハウスのオーナーは、米国最高裁判所を特に攻撃し、「最高裁判所が今ほど時代遅れになったことはない」と述べた。

バイデン大統領は、保守派が多数を占める最高裁が中絶の権利に関する50年前の判決を覆したことを指摘し、トランプ氏が勝利すればさらに2人の保守派判事を指名する可能性が高いと警告した。現在の判事９人のうち６人は保守派だ。

民主党候補がロサンゼルスで記録的な資金集めの夜を過ごした一方、同日、6月15日にはトランプ氏は黒人有権者の票を集めるためミシガン州デトロイトの教会を訪れたとロイター通信が報じた。ミシガン州はバイデン氏、トランプ氏ともに勝利を望んでいる激戦州だ。バイデン氏は2020年にこの州で約15万票差で勝利した。