世界の保健・医療団体は、第28回国連気候変動会議(COP28)において世界の指導者に対し、化石燃料を段階的に廃止するよう求める公開書簡を発表した。
2023年10月6日、ブラジル・アマゾナス州のプラケクアラ湖の底で水を探す人々。(出典:AFP) |
上記の情報は、アラブ首長国連邦(UAE)の産業大臣、スルタン・アハメド・アル・ジャベル氏によって11月11日に発表された。
公開書簡はまた、気候変動によって引き起こされる異常気象が世界中で深刻な健康問題を引き起こしていることも強調している。
公開書簡に署名した団体には世界医師会や国際小児科学会などがあり、合わせて約4,630万人の会員がいる。さらに、この書簡は、来たるCOP28会議では、化石燃料の継続的な採掘と使用という気候危機の根本原因に取り組まなければならないとも強調した。
この書簡は、気候関連の人間の健康への影響に加え、化石燃料の燃焼などが原因の一部となっている大気汚染により、毎年700万人が早死にしており、政府は空気の質を改善することで、がん、心臓病、神経疾患など、さまざまな疾病の負担を軽減できると指摘している。
世界の保健指導者らはまた、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の交渉において化石燃料業界が気候変動対策を妨害していると批判し、業界は数十年にわたるキャンペーンを終わらせる必要があると強調した。
この公開書簡はまた、地球の気温上昇を気候変動に関するパリ協定の目標である1.5℃以内に抑えることが、すべての人々の健康と経済的繁栄を確保する上で不可欠であると主張している。
COP28会議は11月30日から12月12日までアラブ首長国連邦のドバイで開催される。この会議にはフランシスコ法王が初めて参加すると予想されており、法王が国連の気候サミットに出席するのは初めてとなる。
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