米国はフーシ派の紅海攻撃能力を無力化するためイエメンの標的への空爆を続けているが、これは反抗的な行為と受け止められている。
フーシ派はアデン湾の米艦船「ケム・レンジ」へのミサイル攻撃を主張した。 (出典:船舶検索) |
AFP通信は、米国国家安全保障会議のジョン・カービー報道官が1月18日に発表した内容として、ワシントンがイエメンのフーシ派勢力に対し、同派の対艦ミサイルを標的とした新たな攻撃を実施したと報じた。
カービー氏によれば、米国は「南紅海での差し迫ったフーシ派の攻撃に備えて対艦ミサイルが準備されていると信じる理由がある」という。
その直前、ジョー・バイデン米大統領はイエメンのフーシ派に対する米英の軍事攻撃を継続すると発表した。
バイデン氏は、攻撃の効果について記者団に答え、「今回の攻撃でフーシ派の勢力が止まっているかと問われれば、答えはノーだ。攻撃は続いているかと問われれば、答えはイエスだ」と述べた。
ロイター通信は同日、米中央軍の情報として、フーシ派が1月18日夜(現地時間)、米石油タンカーに向けて対艦弾道ミサイル2発を発射し、タンカー付近の海面に着弾したが、負傷者や被害はなかったと伝えた。
一方、 AFP通信は、1月19日早朝、フーシ派がアデン湾で米艦船「ケム・レンジ」に対し「適切な数の海軍ミサイルを使用し、標的に直接命中させた」ミサイル攻撃を実施したと発表したと報じた。
しかし、フーシ派の声明では攻撃がいつ行われたかは明らかにされていない。
これに先立ち、英国の海上警備会社アンブリーは、マーシャル諸島の国旗を掲げた米国所有のばら積み貨物船がイエメンのムカラ市の南東約87マイルの海上で無人航空機(UAV)4機に接近され、船の周囲を旋回したと発表した。
しかし、被害や負傷者は報告されておらず、影響を受けなかった貨物船は航海を続けた。
紅海情勢がますます緊迫化する中、中国商務省報道官は1月19日、北京は深刻化する状況を注視しており、対外貿易企業に支援を提供すると述べた。
「関係各国が紅海の航路の安全を回復し確保することを期待する」と当局者は声明で述べた。
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