株式市場のアップグレードに向けたロードマップの新たな前進

市場のアップグレードには共同の努力が必要

国家証券委員会のヴー・ティ・チャン・フオン委員長は、我が国の株式市場は、タイトなシャツを着た人のように一定の規模に達しており、新たな一歩を踏み出す必要があると述べた。首相の強い指導の下、 財務省と市場関係者の積極的な参加により、MSCIが設定した基準は更に向上した。

7月には、証券委員会は証券市場と決済フローチャートに関する4つの通達の改正案について、最終意見を募るための草案を公表する予定です。7月末には、財務省がシンガポールで会議を開催し、署名・公布に先立ち、投資家からの最終意見を収集する予定です。これは、過去1年間、財務省と国家証券委員会が継続的に多くの会議を開催し、多くの格付け機関と協力してきたことの延長線上にあるものです。

フオン氏は、計画投資省がアクセス制限のある産業の外資比率の公表を検討していると述べた。具体的な段階と並行して、委員会は商品基盤、事業組織、投資家を再編し、資金調達能力の更なる拡大、上場に伴うIPOの拡大を図る。

「この格上げは国際機関による客観的な評価にかかっています。そのため、2025年の目標に沿って市場が早期に格上げされるよう、管理機関、省庁間の連携、上場企業、市場参加者、カストディ銀行、投資家、報道機関などによる共同の努力が必要です」と証券委員会委員長は述べた。

上場企業の質の向上

Think Future Consultancyの創設者兼コンサルティングディレクターであるグエン・ドゥック・フン・リン氏は、市場の格上げにおいて2つの課題を指摘しました。1つ目は商品です。2017年には、MCSIバスケットに含まれるベトナム銘柄はわずか3銘柄しかなく、流入資金も非常に少なかったのです。2つ目は、パキスタンのように、いかにしてランキングを維持するかという点です。ベトナムは新興市場への参入を目指して懸命に努力していますが、重要なのはベトナム市場に対する外国人投資家の評価です。

証券会社側では、ホーチミン証券会社（HSC）のチン・ホアイ・ザン社長が、最適ではない支払い条件での非証拠金取引という新たなメカニズムに対応するには資本増強が必要だと述べた。

SSI証券会社の法務・コンプライアンス管理部長、グエン・カック・ハイ氏は、外国人投資家と国内市場は双方向の関係にあると強調した。国内投資家は資本を必要としており、彼らもまた市場からの資金分配を必要としている。

海外機関投資家向けの決済支援ソリューションについては、証券会社が信用力を評価した上でサービスを提供します。資本能力の関係上、すべての海外投資家に対して100%の限度額が適用されるわけではありません。100%を達成するには、中央清算機関（CCP）モデルの導入を待つ必要があります。このモデルでは、商業銀行が原資産市場における清算会員として認定され、ヘッジファンドに関する規制も整う必要があります。