ドナルド・トランプ前大統領は選挙活動の一環として、土曜日の午後（米国時間7月13日）、ペンシルベニア州バトラー・ファーム・ショー・グラウンズで集会を開いた。

米シークレットサービスによると、銃撃犯は集会場外の「高所」から複数発の銃弾を発射したという。警察当局筋はCNNに対し、銃撃犯は集会会場のすぐ外にある建物の屋上にいたと語った。

トランプ氏は暗殺未遂事件で軽傷を負っただけだった。銃撃犯はシークレットサービスの捜査官によって射殺され、少なくとも観客1人が死亡した。

記者会見で、FBIピッツバーグ支局のケビン・ロジェク特別捜査官は、銃撃犯がトランプ氏の集会で複数発の銃弾を発射できたことは「驚きだ」と述べた。

ロジェック氏は「何が起こったのかを判断するために、シークレットサービスが配備した警備装置をまだ調査中だ」と述べた。

「何が起こったのか、犯人がどのようにして現場に侵入できたのか、どのような武器を持っていたのかなど、詳細な捜査が長期にわたって行われることになるでしょう。これらすべての捜査には、数日、数週間、そして数ヶ月かかるでしょう」とロジェック氏は付け加えた。

ペンシルベニア州警察のジョージ・ビベンス中佐は、この捜査により当局は「何が間違っていたのか、そして今後どのように改善できるか」を検討できるようになると付け加えた。

警官は警備業務の難しさについても説明した。「政治家を守るために、場所を一般に公開し、その場所を非常に強い意志を持った攻撃者によるあらゆる脅威から守るのは極めて困難です。」

銃撃の映像には、銃撃犯が無力化されたことを確認した後、シークレットサービスの職員が駆けつけてトランプ氏を体当たりで守り、車列に護衛する様子が映っている。

CNNが撮影した写真には、米シークレットサービスの狙撃兵が集会近くの屋上にも警備を配置している様子が写っている。

クアン・アン（CNNによると）