9月26日、スーダンの首都ハルツームで軍とRSFの衝突により煙が上がった。（出典：ロイター）

AFP通信は目撃者の証言として、首都ハルツーム中心部と近隣都市のオムドゥルマン、バハリで激しい戦闘が起こり、空爆、砲撃、軽火器と中火器による衝突があったと伝えた。

匿名の軍事筋によると、スーダン軍は、準軍事組織の緊急支援部隊（RSF）が支配する首都ハルツームの中心部、西部、南部の複数の地域を攻撃し、同部隊を重要地点から追い出したという。

目撃者によると、陸軍本部、総合情報局本部、ハルツーム国際空港の近くで激しい爆発があったという。しかし、スーダン軍はこれらの活動について公式コメントを出していない。

一方、RSF顧問のエル・バシャ・タビグ氏はスーダン軍の攻撃による成果を否定し、エル・フィティハブ橋を渡ってハルツームへ向かおうとしていた軍部隊を同軍が壊滅させたと主張した。

RSFの拠点とされるハルツーム中心部のアル・スーク・アル・アラビ市場にスーダン軍部隊が進入するビデオがソーシャルメディア上で拡散している。

スーダンの内戦は昨年4月15日に勃発し、ハルツームやその他の都市部を壊滅させた。これまでの停戦協定でも紛争は止まらず、人道危機を引き起こし、援助機関は人々に必需品を供給するのに苦労している。

9月26日、RSFのリーダーであるモハメド・ハムダン・ダガロは国連総会への録音メッセージで、同部隊はスーダン軍との戦闘で全国的な停戦を実施し、人道支援物資の配達を許可する用意が依然としてあると述べた。