韓国選挙管理委員会のデータによれば、木曜日の現地時間午前5時55分時点で99％の投票が集計され、民主党（DP）が韓国国会の300議席のうち170議席以上を獲得する見通しとなった。

「民主党は国民の生活に責任を持ち、より良い社会を作る責任を負っている」と民主党の李在明代表は語った。李氏は国民の力党（PPP）の有力候補を破り、首都ソウル西部の仁川市で議席を獲得した。

尹大統領率いる国民党は100議席強を獲得すると予想されているが、野党が議会で3分の2以上の多数派を獲得するという危険水準は回避できる。この水準に達すると大統領の拒否権発動が阻止され、憲法改正が可決される可能性がある。

韓国選挙管理委員会（NEC）は本日（4月11日）遅くに公式結果を発表する予定だ。 NECによれば、有権者の67％にあたる約2,970万人が投票した。

投票率は、尹氏が僅差で政権を握った2022年の大統領選挙よりは低かったものの、韓国の国会議員選挙としては過去最高を記録した。

2022年5月に就任する尹大統領は、減税、企業規制の緩和、そして世界で最も急速に進む高齢化の改善という公約の実現に苦戦しており、ここ数カ月、支持率の低迷に苦しんでいる。

ホアン・アイン氏（聯合ニュース、ロイター通信、CNAによる）